昭和30年代初頭、志賀高原へのレジャー観光客が急増する中、長野電鉄では観光路線にふさわしい特急
車両の新造を計画しました。狭軌(1,067mm)では技術的に困難とされたWN平行カルダン駆動や、セミモノ
コック構造の車体など、当時としては画期的な技術を取り入れ、2000系車両がデビューしました。1957(昭和
32)年3月15日、長野~湯田中間で営業を開始した2000系は非常に好評を博しました。当初はA、Bの2編成
のみでしたが、特急列車の増発に対応し、1959(昭和34)年にはC編成、1964(昭和39)年にはD編成が増備さ
れました。
A編成は1989(平成元)年に冷房改造され、1999(平成11)年には台車を営団3000系から捻出したFS510に履
き替えました。また、同時期にワンマン対応改造が行われています。なお、冬季にはクーラーにカバーが取り
付けられていますが、製品(A3357)ではカバーが取り外された夏季の姿を再現しています。
C編成は1989(平成元)年に冷房改造され、1999(平成11)年には台車を営団3000系から捻出したFS510に履
き替えました。また、同時期にワンマン対応改造が行われています。なお、冬季にはクーラーにカバーが取り
付けられており、製品(A3361)ではこの姿を再現しています。