相模鉄道では架線検測や牽引用に17m級の旧型電車を改造したモニ2000形、車庫内の入れ替え用に
ED10形電気機関車を使用していましたが、いずれも老朽化していたために2006年に当時余剰になっていた7000系を改造した事業用車、モヤ700形を登場させました。2両編成2本の両方とも中間車へ旧7000系とほぼ同一の運転台が増設されたほか、側面窓が一部埋められ、ステンレス製前面補強板以外の車体色はイエローをベースに緑の帯が入ったものに一新されました。701は検測車で、架線、ATS、動揺測定を行います。702は架線検測用のビデオカメラが搭載されています。704は救援車として使用可能なようにクレーンやジャッキなどの機材が装備されています。現在は相鉄線の定期検測を行うほか、営業用車両の回送や牽引など、相鉄線の日々の安全輸送を陰で支え続けています。近年パンタグラフが菱形のものからシングルアーム式のものに載せ替えられました。